家系総本山吉村家直系　ラーメン末廣家　東急東横線白楽駅

真夏の真っただ中の炎天下。今日は一発、乾いた喉を直系のダシで潤してやろうと決めた。
本日やって来たのはこちら。

ラーメン末廣家

7年連続で百名店に選ばれている。
猛暑だろうが関係なく、この迫力ある看板の前で列の絶えない吉村家直系の人気店だ。
ラーメンに熱き思いを持つ店主の末廣良信氏。
特出するは、完成に何年もかけてこだわり抜かれた、
独自製法の釜焼きチャーシューは店主の至高の逸品。
お客さんの8割はチャーシュー麺を注文するほど。
さらに釜焼きチャーシュー塊の予約は頻繁に電話が混み合うほどの人気っぷりだ。
そんな熱いイケ麺店主と従業員、そしてご家族が織りなす魂の熱い一杯を届けてくれる、真夏にぴったりの家系店だ。

チャーシュー麺(海苔+味玉)

丼からはみ出るチャーシューは、迫力満点のビジュアルだ。
全て生の食材にこだわり、炊いているガラも国産の生のものをふんだんに使用している。
寸胴の転げ落ちんばかりのガラが積まれた光景を目の前にした。

気分が高揚しきって倒れる前に、レンゲをチャーシューに押し付け失礼コカせていただきます。

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「ぐぅあぁ、旨い…」
ガツンとしながらキリっとした旨いカエシに、生ガラから溢れ出る旨味のバランス。
そして良質な鶏からとった鶏油の香り。
カエシはもちろん、釜焼きチャーシューを漬け込んだ醤油を使用。
こだわり抜かれた釜焼きチャーシューから出た香りとエキスが詰まった極上のカエシとなっている。
鶏油は店主曰く、一切の混じりの無い純度100％の硬い鶏油を使用。
豚骨の脂と鶏油は混ざり合って同化してしまうが、末廣家ではしっかりと鶏油の層が現れる。

一口目から早々、旨味の社交ダンスが始まった。
社交ダンスへの参加を許された私は、すぐさま酒井製麺にアプローチ。
軽く挨拶を済ませ、こちらもズズッと踊らせて頂きます。

言わずと知れた家系麺界のレジェンドの酒井製麺はモチモチ食感でスープに本当に合う。
この麺が末廣家の美味しさを再確認させてくれる。
酒井製麺の真の美味しさや良さを楽しみたいなら、硬さは普通もしくはやわらかめがオススメ。

続きまして、待ってましたの釜焼きチャーシュー
一口頬張れば、肉々しさ、ジューシーさが存分に感じられ絶品。
一緒に眠っていた肉汁と旨味が目を覚ます。
完全に熱が入る直前で釜から引き上げ、熱々のスープの温度でグッと締まって初めて末廣家のチャーシューは完成する。
スープに浸っている部分と、丼からはみ出た部分では全く味わいが違ってくるのも面白い。
熱い思いが込められた末廣家のチャーシューは一度は食べておきたい逸品。
※卓上のニンニクを乗せて麺に巻いて食べたら昇天します。

味玉は二黄卵を使用しており、驚くほどビッグ。
硬めの茹で上がりで、大きさから白身の面積が多く食べ応えあり。
朝仕込みの肉厚の生ほうれん草は、小松菜ブレンド仕込みで苦味は皆無で甘さを感じさせる。
海苔は「吉村家の海苔」。
スープを浸して麺に巻くのも良し、ライスに巻くのも良し、ほうれん草に巻くのも美味い。